最新リリース
- The 1975 · 2013年
- ネット上の人間関係についての簡単な調査 · 2018年
- I like it when you sleep, for you are so beautiful yet so unaware of it · 2016年
- Being Funny In a Foreign Language · 2022年
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必聴アルバム
- THE 1975を2010年代のUKシーンを代表するバンドへと押し上げた飛躍の3作目。80’sの影響を色濃く感じさせるエレクトロポップにエモやR&Bを巧みにフュージョンさせていく、キャッチーで軽やかなポップロックサウンドは本作でも健在。ジャジーなネオソウルチューンの「Sincerity Is Scary」や、トロピカルハウスの浮遊感が心地よい「TOOTIMETOOTIMETOOTIME」、ピッチコントロールされたボーカルとトラップビートが絡まる「I Like America & America Likes Me」など、2010年代後半のトレンドも嫌味なく取り入れ、サウンドレンジをさらに広げることに成功している。一方、現代社会が抱えるさまざまな問題を描写した歌詞の数々は、彼らが初めて踏み込んだシリアスなメッセージ性として高く評価された。SNSに翻弄されるミレニアル~Z世代の空疎な人間関係や、実体験を交えて赤裸々につづられる薬物依存の苦しみ、アメリカの銃社会などテーマは多岐に渡るが、中でもタブロイド紙の扇動的な見出しをコラージュしたかのような歌詞が大きな話題を呼んだ「Love It If We Made It」は、本作屈指の名曲だろう。このアルバムはApple Digital Masterに対応しています。アーティストやレコーディングエンジニアの思いを忠実に再現した、臨場感あふれる繊細なサウンドをお楽しみください。
- 2013年に衝撃的なデビューを果たし、一躍人気バンドの座を射止めた The 1975。新作は、きらびやかな80年代アートファンク “Love Me” や “She’s American” から、現代的なエレクトロポップ “Somebody Else” や “If I Believe You” まで、一曲ごとにスタイルを変えるUKロック界のカメレオンが、さらなる進化を遂げたことを証明する一枚。マシュー・ヒーリーの挑発的ながら真摯なヴォーカルも魅力的なポップアルバムに仕上がっている。
アルバム
アーティストプレイリスト
- 人間の本質的な色気や衝動を音にする、2010年代注目の新世代UKロックバンド。
- ZaneがThe 1975のマシュー・ヒーリーにニューアルバムについて聞く。
- 大型ツアーで披露されるヒット曲の数々を聴こう。
- 1980年代のキラキラなバブルガムポップを吸収した彼らのロックサウンドを辿る。
- 2017年
ライブアルバム
THE 1975について
THE 1975は、自らの直感を信じるよりも早く、2013年にセルフタイトルのデビュー作をリリースし、結果プラチナアルバムとなるほどの人気を得た。「若いころにそんな自信を持つのは簡単なことじゃない」と、リードボーカルのマシュー・ヒーリーはApple Musicに語っている。「たいてい、初期の音楽には『これって友達に聴かせられるほどかっこいいかな』って考えたりとか、いろんな壁がある。The Hawley Armsから一生出られないようなバンドにとってはそれが死活問題なんだ」。The Hawley Armsとは、2000年代イギリスのインディーミュージックの中心地となったカムデンのパブのことだ。だからこそ2016年のセカンドアルバム『君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。』を作り始めたとき、4人のメンバーは外部からの期待を無視しようと心に決めた。「自分たちのやりたい通りにやる」その時期が来たのだと、ヒーリーは振り返る。それは賢明な一手だった。THE 1975は、マンチェスター南部のウィルムスローにある学校で2002年に結成された。自らのサウンドを次々と更新していくことで、2010年代後半にはイギリス最大のバンドに数えられるまでになった。初期のEP『Facedown』(2012年)では、1980年代のポップに薄もやのようなシューゲイザーサウンドを合わせる作風だったが、2020年にリリースされた22曲入りの4作目『Notes On A Conditional Form』では、フォークやUKガレージ、エモ、テクノ、クラシック、そして環境活動家グレタ・トゥーンベリの演説まで取り入れるようになっていた。テレビ俳優のデニース・ウェルシュとティム・ヒーリーの間に生まれたマシュー・ヒーリーは、バンドが生み出す迷路のようなサウンドの中で、個人的なドラマや際どい文化的なテーマについて、正直さとウィットを持って表現している。依存症やそこからの回復について打ち明けることでロックンロール的な伝説に回収されそうになったとしても、例えば「The Birthday Party」のように、誰かが隣の部屋にいたら恥ずかしくて排泄できないことを歌ったりすることで、神話化されることからうまく逃れているのだ。広がりのあるサウンドで、一つにとどまることなく、自由気ままに発明をしてみせる彼らの作品は、典型的なアルバムというよりむしろ優れたプレイリストのようだ。「僕たちの音楽の作り方は、聴き方と変わらない。同じくらい夢中になれるんだ」と、ヒーリーは言う。「ストリーミングにはルールがない。『キャロル・キングの後にHeadie Oneを聴いちゃだめだ』なんてことは言われない。僕たちにもそういうルールがない感じなんだ。突然シーンが変わることがよくある。でも人生ってそういうものだから」
- 出身地
- Wilmslow, Cheshire, England
- 結成
- 2002年
- ジャンル
- オルタナティブ