Tani Yuuki

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Tani Yuukiについて

「カメレオンのようなアーティストでありたい」。1998年生まれ、神奈川出身のシンガーソングライターのTani Yuukiは、中学生の頃にアコースティックギターを祖父から贈られたことをきっかけに音楽の道を志す。専門学校生の頃から曲作りを始め、2020年に動画投稿サイトに「Myra」を公開すると、流れるような美しいメロディと心地よく韻を踏んだリリックがSNSで大きな話題を呼んだ。「鳩が豆鉄砲を食らった感じでした。SNSの勢いに押されてしまった部分もあった」と彼は当時を振り返り、Apple Musicに語る。SNSでの大反響、いわゆる“バズ”をきっかけに一躍脚光を浴びたが、当時のTaniはアーティストとして、あくまでも地道な一歩を踏み出したところだった。そしてそのまま自分のペースを保ち、2021年にリリースされたシングル「W / X / Y」でも卓越したメロディとリリックのセンスを発揮。この曲がロングヒットし、Tani Yuukiの実力が広く知られることとなった。 Taniが突如注目される中でも安定したクリエイティビティを維持できたのは、それまでの試行錯誤があったからだ。母親が聴くJ-Popと、父親が好むハードロックをはじめとする洋楽が流れる環境で育った彼は、高校生の頃にRADWIMPSの楽曲と出会ったことで、自分も同じように曲を作りたいという思いを抱いた。「でも最初は全然駄目でした。『野田洋次郎さんのような曲が作りたい、いっそ野田さんになりたい』と思ってずっと楽曲と向き合っても、なかなかうまくできなかった」。歌に対して絶対的な自信があったわけでもない。「専門学生の頃は歌っていればうまくなるだろうと思って、ひたすら自分の曲やカバーを歌い、動画を撮るために何十テイクも重ねたこともあります。そのうちに自分なりの言葉やメロウな感覚が生まれ、だんだんと“Tani Yuuki節”ができあがっていきました」 さまざまなアーティストのエッセンスを受け継ぎ、“Tani Yuuki節”は確立された。だからこそ、彼の音楽は幅広い表情を持つ。2023年のセカンドアルバム『多面態』ではバラエティに富んだ楽曲をそろえ、その特性を前面に打ち出した。「タイトルは僕が考えた造語で、変幻自在に擬態できるカメレオンのように、いろんな色や形をした楽曲を作れるアーティストでありたいという思いを込めました」。Taniの個人レーベル、Valley Recordsのロゴにカメレオンのイラストが採用されているのも、その意味を反映している。「これからもいろんな楽曲を、それこそ『Tani Yuukiっぽくないよね』と言われるような楽曲を作れるようになりたい。自分次第で、その可能性をどんどん広げていけると思います」

生年月日
1998年11月9日
ジャンル
J-Pop
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