Oliver Tree

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Oliver Treeについて

Oliver Treeに一目会った瞬間、「こんな男が実在するのか?」と首をかしげる人もいるだろう。マッシュルームヘアにベルボトム、ピンクと紫のウインドブレーカー。どれをとっても、相手を困惑させるために計算したかのように見える。だが彼が繰り広げるユニークで遊び心満載のポップの楽しさは、余すところなくその姿に現れている。Oliver Tree Nickellは1993年、カリフォルニア州のサンタクルーズで生まれた。駆け出し時代のエイフェックス・ツインが所属していたベルギーのApollo Recordsから2013年にTree名義でデビュー。フォークトロニカのビートにさえずるような語り口調の歌声を乗せるサウンドが特徴的だった。3年後にはOliver Treeと改名。ポップEDMのプロデューサーWhethanと組んだ「When I’m Down」ではエモーショナルなエネルギーを盛り込み、2017年にリリースした『Welcome To LA』では、軽薄なロサンゼルスの街を揶揄(やゆ)した。その後の数年は、魅力的なエレクトロポップのフックにひねりのある歌詞を織り交ぜて、Oliver Tree独自のキャラクターを作り上げていった。バイラルヒットとなった「Alien Boy」では、地球外生命体の視点で「鷲のようなくちばし(eagle beak)」と「ダチョウのような脚(ostrich feet)」をした、我が道を行く抜け目ない宇宙人になりきって歌った。そしてその一方で、2020年にリリースされたアルバム『Ugly is Beautiful』のもう一つの代表作である、グランジ色の強い「Hurt」では、「君を傷つけたならごめんね(I’m sorry if I hurt you)」と胸を打つような告白もしてみせた。エンターテイナーである彼は細部にもこだわりを見せ、Apple Musicのインタビューでは27か月かけて高さ20フィートのスクーターを製作し、竹馬を使って乗りこなしていると話した。だがそうした大げさな話の一方で普遍的な真実にも触れ、哲学者のような口調でApple Musicにこう語るのだ。「自分をあるがままに受け入れることができなければ、本当に幸せになんかなれっこないよ」

出身地
Santa Cruz, CA, United States
生年月日
1993年6月29日
ジャンル
オルタナティブ