変幻自在でメロディアスなフロウを駆使して、クールでアブストラクトな音響空間にリリカルなセンスあふれる言葉を配置するアーティスト、GMGことGOODMOODGOKU。そのアーティスティックな世界観はドリーミーですらある。旭川在住で2012年、16歳の現役高校生ラッパーとしてセンセーショナルにデビューを果たした経歴の持ち主で、2017年からはGOODMOODGOKUという名義で活動。ラップ／ボーカルはもちろん、トラックメイク／プロデュースや映像制作などもこなすマルチタレントだ。多彩な音楽性を意欲的に取り入れてディープなサウンドスケープを描き出した2021年の『PURITY』に代表されるように、アーティストとしての底知れないポテンシャルを感じさせる個性派である。