松尾レミ（Vo/G）と亀本寛貴（G/Syn/Programming）の音楽ユニットとして、2014年にミニアルバム『焦燥』でメジャーデビューを果たしたGLIM SPANKY。学生時代からバンドとして注目を集める存在だったが、メンバーの変遷を経て2人組という形態での活動を続けている。松尾のハスキーボイスによるパワフルな歌、そして1960～1970年代風のブルース／サイケデリックロックを表現の軸に置きながら、一方で同時代的なテクノロジーの導入にも積極的であり、現代に刺さるロックサウンドを追求している。直情的で荒々しいガレージパンク的な曲調から、フォーク／トラッド風の美しくふくよかな曲調まで、表現のレンジは幅広い。また、原作者の要望に応えて劇場版アニメ『ONE PIECE FILM GOLD』（2016年）の主題歌として書き下ろした「怒りをくれよ」や、テレビドラマに「All Of Us」や「Singin’ Now」といった数多くの主題歌を提供するなど、映像作品と関わる活躍も見せている。