EGOIST
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EGOISTについて

個性の確立された特別な存在のようでいて、何をきっかけに彼女たちを知ったのかによって人それぞれに見え方が異なる。それがEGOISTというユニットの特徴であり、魅力の一つなのではないだろうか。

EGOISTは楪(ゆずは)いのりをメインボーカルとする架空のウェブアーティストグループ。クリエイターグループsupercellのコンポーザーであるryoがサウンドプロデュースを主に手掛け、chellyが歌唱を担当。彼女は、supercellの新ボーカリストオーディションに応募したことをきっかけに、このユニットに抜てきされた。

当初はアニメ『ギルティクラウン』の作中の存在として登場し、主題歌を担当していたEGOIST。しかし、サードシングル「名前のない怪物」(2012年)で最初の変革が訪れる。この表題曲は初めて『ギルティクラウン』を離れ、テレビアニメ『PSYCHO-PASS』のEDテーマに起用されたのだ。これをきっかけに、EGOISTの『ギルティクラウン』のみにとらわれないアーティストとしての活動がスタート。その後もさまざまなアニメの主題歌を担当していく。

活動を通じて、chellyの持つ歌声の魅力も次々に開花する。ウィスパー気味の歌声は、デビュー曲「Departures ~あなたにおくるアイの歌~」(2011年)のようなバラードでははかなさや悲しさをより引き立たせる一方、ダークな雰囲気をまとったサウンドにおいては楽曲の有する影の部分をさらに増幅させる。また異なる曲調では、おどろおどろしい雰囲気も演出するなど、類まれなる表現力で、自らの歌声をうまくサウンドに乗せ、それぞれの楽曲の魅力を引き立てている。

その次なる変革は、もともと“架空の存在”として出発したEGOISTによるライブの開催だ。歌唱するchellyの動きをリアルタイムでキャプチャーし、楪いのりの3Dモデルを動かすという手法で、EGOISTを現実世界へと連れてきた。それも一度限りではなく、これまで幾度となく国内外を問わずライブを開催し、世界中にEGOISTの“生のパフォーマンス”を届けている。

そして2020年以降、EGOISTの変革はさらに加速する。まず同年4月発表の配信シングル「最後の花弁 (The meaning of love)」はM2Uが楽曲提供を行い、ryoは総合監修を担当。“EGOIST第2章の幕開け”とも称される、新たな可能性を提示した楽曲となった。さらに翌年2021年には、chellyがreche名義でソロ活動も開始することを発表。こうして少しずつ形を変えながら、EGOISTはその時その時の最高の表現を追求し続ける。彼女たちがどのように変容して、その時、彼女たちの音楽はどう世界中に響き渡るのか。この先を期待と希望を持って追いたくなる存在だ。

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