DEEN
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DEENについて

持ち前のポップセンスで、1990年代のJ-Popシーンを開拓したDEEN。1993年に結成、同年のデビュー曲「このまま君だけを奪い去りたい」や「翼を広げて」が大ヒットを記録し、一躍音楽シーンの最前線へと躍り出た彼らは、まさにJ-Popの申し子と言っていい存在だった。池森秀一の歌声はどこまでも優しくて力強く、山根公路(Key)らが作り上げるのは鉄壁のポップサウンド。テレビやラジオ、それに街角と、彼らの歌は至るところで流れ、多くの人がそれを口ずさみ、カラオケで歌った。「瞳そらさないで」「Teenage dream」「未来のために」など、この時期の彼らが手掛けたのは、まさに日本のポップス史に残る名曲ばかりだ。

そうした喧騒が落ち着いたキャリア半ばからの活動も目を引く。むしろDEENが自分たちのアイデンティティを示していったのはこのころからと言えるかもしれない。彼らはそれまで所属していた事務所を2003年に離れ、バンドとしてのペースを探りながら活動を継続。ライブ活動にも積極的になり、各地のファンと多くの興奮を分かち合っていった。“NEO AOR”と呼ぶ独自の音楽性を追求し、また洋楽のカバーアルバム『君がいる夏』(2014年)のような作品では自分たちのルーツも表明。この過程では「永遠の明日」(2008年)などの優れた楽曲をものにしている。気がつけばDEENは、あの時代に活躍したアーティストの中でも屈指の長寿バンドだ。彼らの音楽もまた、多くのリスナーに長く届き続けることだろう。

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