必聴アルバム
- 1995年リリースのサードアルバム。オープニングトラック"Dael"の強烈なビートと、グリッチノイズ、金属的な音色のアクセントが象徴するように、その後のAutechreの方向性を直接的に予見させる転換期の作品である。サウンドのエッジが立ち、インダストリアルな要素を強めながらも、どこか温かみのあるメロディや音色は、孤高でありながらも親しみやすい。また、決して踊りやすい音楽ではないが、ダンスミュージックと無縁ではないところも、この時期のAutechreの魅力である。アンビエントミュージックとして聴くか、ダンスミュージックとして聴くかなど、アルバムはリスナーにさまざまな可能性を提示する。
- 1994年にリリースされたセカンドアルバム。Warpレーベルが主導したリスニング型エレクトロニックミュージックシリーズ「Artificial Intelligence」の一作品としてリリースされたファーストアルバム「Incunabula」と比べ、よりAutechreの個性が発揮された作品となっている。そんな本作の魅力は、なんといってもキャリア史上最もメロディアスといわれる点だろう。センチメンタルなメロディと太いビート、かすかに感じられるハードコアテクノの狂騒の反響音。彼らの音楽シーンに対する客観性と、構築美への飽くなき探究心が産んだ、知的かつエモーショナルなエレクトロニックミュージックである。
- Sean BoothとRob Brownによるイギリス出身の2人組ユニットAutechre。本作は、所属レーベルであるWarp Recordsがリスニング型エレクトロニックミュージックを標榜し始動させた「Artificial Intelligence」シリーズの一作品として1993年にリリースされた彼らのデビューアルバム。ランダム性を取り入れた複雑怪奇なリズムと、レイヤーがいくつも重なったような重層的なサウンドが特徴的なAutechreだが、本作ではまだそうした要素は薄い。ヒップホップからの影響を感じさせるファットなビートに、アンビエントミュージックの流れを汲むエモーショナルなメロディという組み合わせはAutechre入門用に最適といえる。
- 2018年
- 2018年
- 2018年
- 2018年
ミュージックビデオ
- 2007年
- 2007年
- 2003年
- 2003年
アーティストプレイリスト
- エレクトロニカからハードテクノまで、彼らの魅力を知り尽くす。
- エレクトロミュージック界の重鎮でもあるテクノユニット。そのルーツを探ろう。
シングル&EP
- 2013年
- 2002年
- 2001年
Autechreについて
- 出身地
- Rochdale, Greater Manchester, England
- 結成
- 1991年
- ジャンル
- エレクトロニック