高橋真梨子
高橋真梨子

高橋真梨子

高橋真梨子について

日本の音楽シーンで第一線に立ち続ける実力派シンガーであり、作詞家としても知られる高橋真梨子。彼女の歌には気高い香りが漂う。1949年生まれ、福岡出身の彼女は、ジャズクラリネット奏者であった父の影響を受け、14歳からジャズを学ぶ。1972年よりジャズ/ラテンなどのアダルトコンテンポラリーバンド、ペドロ & カプリシャスの2代目ボーカルとなり、「ジョニィへの伝言」「五番街のマリーへ」(いずれも1973年)などのヒットを飛ばす。歌に込められた物語の背景を感じさせる情緒豊かな歌はこのころから完成されていた。

1978年、シングル「あなたの空を翔びたい」でソロデビュー。以降、阿久悠、阿木燿子、松本隆らそうそうたる作家陣から楽曲提供を受け、時代を彩る名曲を歌い続ける。代表曲の「for you・・・」(1982年)や「桃色吐息」(1984年)など、ドラマチックなラブソングは特に高い人気を誇った。楽曲には大人の女性の心情が赤裸々といえるほど大胆に表れているが、高橋真梨子は情念を生々しく表現するのではなく、気高く上品に歌い上げる。10代より習得したジャズボーカリゼーション、そこに根ざした確かな歌唱力が、彼女の歌を唯一無二のものにしていた。

さらに高橋真梨子は作詞家としての才能も花開かせ、多数の楽曲を手掛けている。そのうちの一曲「ごめんね・・・」(1996年)では、心から愛する人がいながら、その愛を裏切ってしまった女性の後悔が切実な言葉でつづられている。愛の素晴らしさだけではなく、その裏にある複雑さや悲しみなども描く高橋真梨子の歌は、愛の痛みを知る大人たちの心を打った。

彼女のライブステージを支えているのは、ペドロ & カプリシャス時代から共に活動している夫のHenry広瀬率いるヘンリーバンド。Henry広瀬は1982年からプロデューサーとして高橋真梨子の作品に携わり、彼女の歌世界を全面的に支えている。

ソロデビュー翌年の1979年から2020年代に至るまで44回開催した全国ツアーや、ニューヨークや香港での海外公演など、精力的なコンサート活動でも知られている。歌に対する情熱は尽きることなく、ソロ40周年を迎えた翌年の2019年には初のセルフカバーアルバム『MariCovers』を発表。長いキャリアに裏打ちされた表現力と新たなアレンジで豊潤な歌を聴かせた。

  • 出身地
    Japan

同じタイプのアーティスト