穏やかなシーンにおいても、力強い演奏で大音量を発する場面においても、常に清らかで透き通ったサウンドを生み出すことで、オーディエンスに極上の音楽体験を届ける。読売日本交響楽団は1962年に、読売新聞社、日本テレビ放送網、そして、読売テレビを母体に創立された。当初から、若杉弘やレークナー、フリューベック・デ・ブルゴスといった世界的なマエストロを常任指揮者として招き、他にもストコフスキー、チェリビダッケ、マゼール、ゲルギエフ、ルイージをはじめとする偉大な指揮者たちや、ルービンシュタイン、リヒテル、アルゲリッチ、クレーメル、ポゴレリチなど一流のソリストたちとも共演を重ねている。国内の著名な会場で定期的に演奏会を開催する一方、2015年には、ドイツ、ポーランド、オランダ、ベルギーを巡るヨーロッパツアーを行い、各地で大喝采を受けた。また、室内合奏団を小中学校に派遣して演奏を行う“フレンドシップ・コンサート”をはじめ、クラシック音楽の裾野を広げる活動にも力を入れている。録音でも、『ブラームス:交響曲第1番』などロマン派の交響曲を中心としたレパートリーで、その鮮やかな音世界を楽しむことができる。