藤井フミヤ

藤井フミヤについて

J-Popの時代を代表するポップシンガーの一人。彼がソロアーティストとしてスタートした1993年は、ちょうど日本の大衆音楽がJ-Popと呼ばれ始めたころに当たる。リードボーカルを務めていたチェッカーズの解散はその前の年で、彼の活躍はJ-Popの門出とリンクしているのだ。大ヒットしたラブソング「TRUE LOVE」(1993年)はソロとしてリリースした最初の曲で、フミヤの声と繊細な楽曲のたたずまいが最高のブレンドを聴かせる名曲。1996年の「Another Orion」も含め、彼の作品には優れたバラードが多い。もっとも「タイムマシーン」(1995年)に代表されるロックナンバーもあり、歌手としての魅力も多彩だ。交流も幅広く、アルバム『F’s KITCHEN』(2008年)では奥田民生やゴスペラーズなど多くのアーティストから楽曲提供を受けている。またライブ活動にも積極的で、中でも日本武道館で開催したコンサートの回数はチェッカーズ時代を合わせて100回を超える。2021年には長らく封印してきたチェッカーズ時代の楽曲を歌ったことが大きな話題となり、昭和時代からのファンを驚かせた。このことを別の角度から見れば、フミヤはソロアーティストとしてはずっと独自の道を進んできたということの証明でもある。自身のアート作品であるFUMIYARTの個展を開くようになったのも、ソロになった1993年からのこと。J-Popの時代をけん引した彼の歌は時代を超えながら、なお輝いている。

出身地
Japan
生年月日
1962年7月11日
ジャンル
J-Pop
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