薬師丸ひろ子

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ベストアルバム、その他

薬師丸ひろ子について

俳優であり、そしてシンガーでもある彼女は、そのどちらでも大きな成功を収めた存在である。「セーラー服と機関銃」(1981年)や「Woman "Wの悲劇"より」(1984年)といった楽曲は、当時の年間チャートの上位に入るばかりではなく、時代を超えた名曲としても認知されている。歌手としての薬師丸の特徴は清楚(せいそ)さが感じられる真っすぐな美声で、これは当初からの魅力の一つだった。俳優デビューから3年後に初シングル「セーラー服と機関銃」を発表。1984年に最初のアルバム『古今集』をリリースしている。このアルバムの冒頭を飾るのは、竹内まりやが書き下ろし、自身も後年セルフカバーした名曲「元気を出して」だ。時間をかけた慎重な歩みのおかげで薬師丸はさまざまな楽曲を歌い、歌唱力を少しずつ高めていったと捉えることもできるだろう。1987年には初のコンサートが実現し、会場には熱望していたファンが集った。もともとアイドル的な人気を持つ俳優であるだけに、そのチケットは即完売するほどの状況だった。歌手活動については一時期ブランクがあったものの、2010年からは徐々に復帰。出演したテレビドラマ『あまちゃん』(2013年)や『エール』(2020年)で歌を歌うシーンがあり、それが大きな反響を起こすなど、幅広い場所でその美声を聴かせてくれている。彼女自身が俳優業とともに、歌手としての自分も大切にしてきた証といえる。

ジャンル
J-Pop
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