漢 a.k.a. GAMI

硬質かつ生々しい言葉の連打でリスナーを圧倒するハードコアなラップスタイルを貫き、2000年代初頭から日本のヒップホップシーンをけん引してきたラッパー、漢 a.k.a. GAMI。もともとヒップホップクルーのMSCの一員としてシーンをにぎわせ、フリースタイルMCバトルのシーンでも名を馳せた後、2005年から本格的にソロ活動を開始した。自伝と同じタイトルを冠した2018年の『ヒップホップ・ドリーム』などの自身の作品に加えて、客演でのマイクさばきにも定評があり、ANARCHY、RINO LATINA II、OZROSAURUSのMACCHOとマイクをつないだ「24 Bars To Kill」（2010年）、韻踏合組合の「一網打尽 REMIX」（2014年）といった楽曲でも大きな爪痕を残している。ヒリヒリするような緊張感の中にユーモアも交えながらストリートのリアリティを描き出すラップで絶大な存在感を放つスターだ。