時にユーモラスに、時にシリアスに、常にエネルギッシュに、4人の熱いマイクリレーで心を揺さぶる。人生の喜怒哀楽をエモーショナルに歌い、2000年代以降の日本の音楽シーンにジャンルの枠を超えて強い風を吹かせてきたレゲエクルー、湘南乃風。RED RICE、若旦那、SHOCK EYE、HAN-KUNの4人が2000年代初頭に湘南で結成した湘南乃風は、2003年のデビュー当初から耳の肥えたレゲエファンの間で高い評価を得ていた。レゲエの枠を超えてより広く注目を集めたのは2006年リリースのサードアルバム『湘南乃風〜Riders_High〜』収録の「純恋歌」だった。ストリングスを効果的に使った壮大なトラックに乗せて、等身大の愛を飾らない言葉でストレートに歌ったこの曲は、幅広い層の共感を呼び大ヒットを記録。日本の音楽シーンに“湘南乃風以降”とでも呼ぶべき新たな地平を切り開いた。胸に響くメッセージソングや心に染みるラブソングの印象が強いが、ライブで盛り上がるダンスホールスタイル全開のラガチューンももちろんお手の物。バラエティに富んだサウンドを取り入れながら、日常の中の喜びや悲しみ、愛、友情、絆といった普遍的なテーマを真っすぐに歌う。キャリアや人生経験を重ねながら常に成長を続け、シーンに熱い風を吹かせ続けている。