清水 翔太
清水 翔太

清水 翔太

清水 翔太について

「自分が立つべき場所として見えているビジョンと、全然そこに行けていない自分の現状に対する葛藤をずっと抱えてきた」と、清水 翔太はApple Musicに語る。シビアな言葉だが、その葛藤こそがアーティスト清水 翔太を進化させてきた。

1989年、大阪に生まれ、幼少期から歌に親しんで育った。10代半ばでゴスペルを学び、ソウルミュージックに魅せられたことをきっかけにソングライティングや楽曲アレンジを始める。圧倒的な歌唱力がデビュー前から注目され、2007年に平成生まれの日本人として初めてニューヨークのアポロシアターのステージに立った。

2008年、18歳の時にシングル「HOME」でデビュー。当時を振り返って彼はこう語る。「当時は年齢的にも怖いものなしで、天下取ってやろうという野心がありました。『HOME』はありがたいことにヒットしたけれど、自分としてはもっと売れると思ったのにという感じでした」

10代の集大成的作品となったファーストアルバム『Umbrella』(2008年)は、叙情的なメロディや正統派R&Bマナーに則ったサウンドメイクが高く評価され、清水 翔太は一躍時のアーティストとなる。その後もコンスタントにヒット作を生み出すが、その中で彼は人知れず葛藤していた。そして6作目のアルバム『PROUD』(2016年)で大きな転換を遂げ、周囲を驚かせる。

「僕は周りに気を遣いすぎるところがあって、デビューからの7、8年はみんながいいと言ってくれるものを作りたいと思ってすごく苦しみました。でもそれでは自分が何をやりたいのか分からなくなってしまうと思い、僕は僕の好きな音楽をやるんだという感覚を強く持って『PROUD』を作った。そこからの3年間は、音楽的に不良になって、とにかくやりたいことにトライしていきました」。清水 翔太のアーティスト人生第2章の始まりを告げた『PROUD』からの3作はヒップホップの要素を強め、リリックもより率直に自分の本音を伝えるようになった。世界的なトレンドと共鳴した先鋭的なサウンドはJ-Popシーンで異彩を放ち、清水 翔太は新たなファン層を獲得する。

そんな彼がさらなる変化を遂げたのが、9作目のアルバム『HOPE』(2021年)。「第2章でやりたいことを思いっきりやって、そこで思ったのが、やっぱりいろんな人に聴いてもらうことを諦めちゃダメだということだった」と彼は言う。「『HOPE』は、第1章と第2章で経験を積んだ今の自分だからできるバランスが絶対あるはずだと思って工夫して作ったアルバム。それが楽しかったし、この先のアーティスト人生にも希望が生まれました」

野心に燃える10代から、優しさと強さを備えた大人のアーティストへ。高い志を掲げ、理想を具現していく清水 翔太の挑戦はこれからも続く。

  • 出身地
    Yao, Osaka Prefecture, Japan
  • 生年月日
    1989年2月27日

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