最新リリース

- 2023年5月24日
- 2曲
- 無罪モラトリアム · 1999年
- 長く短い祭 / 神様、仏様 - Single · 2015年
- 勝訴ストリップ · 2000年
- W●RK - Single · 2023年
- 獣ゆく細道 - Single · 2018年
- 逆輸入 〜航空局〜 · 2017年
- Fantôme · 2016年
- 勝訴ストリップ · 2000年
- 日出処 · 2014年
- 目抜き通り - Single · 2017年
必聴アルバム
- 約1年ぶりとなる2作目のアルバム。ミュージックビデオで披露したナース姿が話題となった"本能"に加え、叙情的なバラード"ギブス"、ハスキーなヴォーカルが圧倒的なロックナンバー"罪と罰"が先行シングルとしてリリースされ、注目度が上がる中で発表された。「無罪モラトリアム」に引き続き、亀田誠治が共同プロデューサーを務め、前作を大きく上回るヒットを記録。ストリングスやプログラミングの使用で音色がバラエティ豊かになり、音楽面での濃度も高いが、"依存症"のようにがアーティストの本音が垣間見える歌詞の内容も興味深い。椎名林檎の存在をさらに広く知らしめた作品で、数々の音楽賞にも輝いた。
- 何かの重大判決が出た瞬間のような騒然としたジャケットがインパクト大のこのデビューアルバムで、椎名林檎は1999年の音楽界に巨大なセンセーションを巻き起こした。本作はチャートを席巻した"歌舞伎町の女王"や"ここでキスして。"などのシングル曲に加え、彼女の代表曲"丸の内サディスティック"といった初期の名曲群が満載。自身を「新宿系」とうそぶきながら巻き舌ヴォイスで歌謡メロディを叫び、そうした和テイストをパンク、ロック、ジャズのミクスチャーに乗せるという豪快極まりない音絵巻。
ミュージックビデオ
- 2023年
- 2023年
- 2019年
- 2019年
- 2019年
アーティストプレイリスト
- エッジーなサウンドに情動的歌唱で和の情緒美を体現するシンガーソングライター。
- 2023年
- 2023年
- 2023年
- 2022年
- 2021年
- 2020年
- 2019年
ライブアルバム
- 2013年
椎名林檎について
刹那の輝きを鮮烈に焼き付ける自作自演家から、あふれるクリエイティビティで人間の真理に迫る音楽家へ。1998年にシングル「幸福論」でデビューして以来、椎名林檎は、独自のスタイルと広い視野を併せ持つアーティストとして、日本の音楽シーンに多大な影響をもたらしてきた。大局的な視点で死生観や人間の一生に触れ、旧字体や歴史的仮名遣いを多用した歌詞の世界や、和にこだわったビジュアルを提示する唯一無二のスタイルは、2000年代前半には確立していた。デビュー前の10代のころに書いた楽曲を収録したファーストアルバム『無罪モラトリアム』(1999年)、オルタナティブロックが全盛だった時代のムードと共鳴するゆがんだバンドサウンドをさらに推し進め、扇情的な歌詞やビジュアルも相まって音楽シーンにセンセーションを巻き起こしたカンドアルバム『勝訴ストリップ』(2000年)、バンドサウンドとオーケストラ、電子音や民族楽器、雅楽器、生活音のコラージュなどが交錯する壮大な作品世界を追求してたサードアルバム『加爾基 精液 栗ノ花』(2003年)にも、その世界観は色濃く見られる。古今東西にわたる幅広い音楽的要素を自身のカラーに落とし込む才能もまた椎名の魅力だ。2002年のカバーアルバム『唄ひ手冥利 ~其ノ壱~』では、歌謡曲とブラックミュージックを主軸に、ロック、ポップス、ジャズ、クラシック、シャンソン、ラテンなどを大衆的かつ普遍的にまとめあげるソングライティング力を披露した。この視野の広さは「IT WAS YOU」(2003年)で楽曲提供を受けたBurt Bacharachのような熟練の作家とも通じるものを感じさせ、さまざまなアーティストへ楽曲提供や、劇伴の制作といった仕事でも発揮されている。2003年の一時的なソロ活動休止、新バンド、東京事変での活動を経た2007年のアルバム『平成風俗』以降の作品では、ソングライター、シンガー、プロデューサーとしての才能が一つに凝縮されている。斎藤ネコ、村田陽一といったアレンジャーを迎え、ホーンやストリングスの壮麗なアレンジを施した楽曲とともに、歌詞世界もさらに深みを増し、音楽家として成熟を極めている。
- 出身地
- Saitama Prefecture, Japan
- 生年月日
- 1978年11月25日