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嵐について

“それでも時代を極める”。嵐がデビュー曲「A・RA・SHI」で放ったこのフレーズは、まさに彼らの行く末を暗示していたといえるだろう。

1999年9月、ハワイ・ホノルル沖の豪華客船にて記者会見を行い、鮮烈なデビューを飾ったアイドルグループ、嵐。メンバーは相葉雅紀、大野智、櫻井翔、二宮和也、松本潤の5人。まだあどけない顔をした少年たちは「A・RA・SHI」のファンキーなグルーヴに飛び乗り、まだ見ぬ未来へ駆け出していった。ファーストシングルにして大ヒットを記録した「A・RA・SHI」は、5人が打ち上げた始まりののろしであり、同時に、彼らが持つ多様な魅力を総括したシンボルでもあった。ラップを前面に押し出した構成、ファンクやギターロックなどさまざまなジャンルを縦横無尽に飛び回るアレンジ、そして激動の時代に嵐を巻き起こすという意志。嵐とはつまり、逆境をはね返し、力強く生きるエネルギーを指し示していた。

デビュー曲で提示した攻めの音楽性は、作品を重ねるごとにますます際立っていく。「a Day in Our Life」(2002年)では、当時ミクスチャーシーンで異彩を放っていたSBK(スケボーキング)とタッグを組み、先輩グループである少年隊の楽曲をサンプリングするという大胆な試みを決行。先鋭化した伝統ともいうべき異例のスタイルでリスナーに衝撃を与えた。

音楽的な挑戦を続ける一方、5人はエンターテインメントシーンでそれぞれに豊かな才能を伸ばしていく。俳優やアーティスト、ニュースキャスターとして多彩に活躍する彼らの姿をテレビで見ない日はなかった。そして5人はそこで得た経験やスキルを嵐に還元していく。特に「Love so sweet」(2007年)のように甘く切ないポップソングは、彼らが俳優として演じたみずみずしいラブストーリーや青春物語とともに記憶に刻印され、グループの人気に拍車を掛けた。

彼らの爆発的な人気は日本国内にとどまらず、アジアへと拡大していった。5人はカリスマ的な人気を得たが決して守りに入ることはなく、常に挑戦者であり続けた。彼らのたどった冒険の軌跡は、作品ごとにスタンスを変えるアルバムに刻まれている。エレクトロニクスに接近した『THE DIGITALIAN』(2014年)、過去に取り入れた多様なジャンルを交響曲のように構築した『「untitled」』(2017年)。恐れ知らずの冒険心は、キャリアを増すごとに高まっていったといえる。

2019年1月、嵐は2020年末日をもって活動休止に入ることを発表。そのニュースは国境を越えて衝撃を与えたが、5人はそこから驚きに満ちたエンターテインメントを展開していく。ブルーノ・マーズら世界的なアーティストとコラボレーションを繰り広げ、SNSに進出してファンと密接なコミュニケーションを取り、次々と新たなチャレンジを仕掛ける未来志向のグループであり続けた。2020年、新型コロナウイルスの影響で世界は危機的状況に陥ったが、5人は状況に応じて最上のエンターテインメントを提供し、人々を勇気づけた。デビュー曲で告げた“時代を極める”という宣言。その約束が果たされたことを、リスナーは20年の時を経て知ったのだった。

出身地
Tokyo, Japan
結成
1999年9月15日