最新リリース

- 2024年7月24日
- 1曲
- レキツ · 2011年
- レキシ · 2007年
- ギガアイシテル - Single · 2020年
- レキツ · 2011年
- Vキシ · 2015年
- レシキ · 2014年
- Vキシ · 2016年
- アダムとイヴの林檎 · 2018年
- レキシチ · 2022年
- Vキシ · 2016年
ミュージックビデオ
- 2022年
- 2020年
シングル&EP
- 2018年
- 2017年
- 2015年
レキシについて
レキシこと池田貴史と彼の鳴らす音楽の周りには、いつも笑顔の花が咲いている。歴史をテーマにした楽しい歌の数々、その中で繰り広げられるギャグや駄じゃれの雨あられ。サウンドにはソウルやファンクを下地にしたルーツミュージックの醍醐味が備わっていて、その曲を聴けば、誰もが心を軽やかにして踊りまくる。そこで、もしかしたら歴史についてのあれこれを語りたがる人はいるかもしれないが、堅苦しいことなんて何もない。レキシというユニットの表現は完全にエンターテインメントのためのもので、余計なルールなんか存在しない。そうして池ちゃんこと池田貴史はみんなの笑顔を呼んでいる。アリーナクラスの会場を満杯にしてしまうほどの動員力を持ち、『クレヨンしんちゃん』の映画の主題歌を歌うほど人気者のレキシだが、そのスタートはまるで華々しいものではなかった。元はファンクバンドのSUPER BUTTER DOGのキーボーディストとしてデビューした池田は、メンバーの永積タカシ(ハナレグミ)と特に仲が良く、彼の自宅の機材を使わせてもらいながら歴史をテーマにした楽曲を作っていた。やがて中村一義を中心とした100sの一員となった池田は、このバンドのライブでソロのコーナーを持つことになり、そこで正式に音源化する前の「Good bye ちょんまげ」を10分近くにわたって演奏して観客をあ然とさせる。そもそもライブは中村のファンが中心で、そこで歴史のネタを使った歌をファンクにして演奏し、その勢いと面白さだけで押し切ろうというのだから、そうなるのも無理はなかった。ただ、思えば、そうしたレキシのスタイルはこの当時からできていたといえる。ちなみに先述の曲はのちに2007年発表のデビューアルバム『レキシ』に収録され、中村は同アルバムの「真田記念日」にレキシネーム“Dr.コバン”として参加することになる。めでたくデビューを果たしたレキシだが、最初のうちはコミックソングだと解釈されたのか、どのメディアもまともに取り上げることがなかった。ただ、池田の人脈はレキシの楽曲に多方面からのゲストを招くことにつながり、それをきっかけにして徐々に注目を集めることとなる。このころに大きな話題となったのは椎名林檎が“Deyonná”の名で参加した「きらきら武士」(2011年発表の2作目『レキツ』に収録)で、以降は参加ゲストもハナレグミや斉藤和義らのメジャーなアーティストが増加。このチャンスをものにしたレキシは、気がつけば日本武道館公演を成功させ、フェスティバルでは常に入場制限が起こるほどのビッグな存在になっていった。そして池田にはプロデュースやアレンジなどのオファーも舞い込むようになり、意外なところでは関ジャニ∞、さだまさしとの仕事も残している。しかしどんなにビッグに、メジャーになっても、みんなが爆笑したり脱力したりするような歴史ネタをソウルフルにパフォーマンスする、レキシの基本のスタンスは変わらなかった。そしてもちろんその瞬間、みんなの笑顔の真ん中で池ちゃんが最高の笑みを浮かべているところも同じなのだ。
- 生年月日
- 1974年2月15日
- ジャンル
- J-Pop