ルイス・キャパルディ

ルイス・キャパルディ

ルイス・キャパルディについて

「『よし、曲を書こう』って思ったことはない」と、ルイス・キャパルディはApple Musicに語る。「僕の創作プロセスは基本的に、ギターを手に取るかピアノの前に座って、ただ作り始めるだけなんだ」。キャパルディの驚くべきところは、歌詞に宿る痛みや切望を最も純粋な形で表現するために、加工技術を駆使せず曲をありのままの状態にしておくことで、同世代で屈指の人気を誇る若手アーティストになったことだ。2010年代後半、超高速であらゆることがネットでつながるポップシーン。『Up Next』のアーティストにも選ばれた、この控えめなスコットランド出身のシンガーソングライター、ルイス・キャパルディ(1996年グラスゴー生まれ)は、2017年の自主制作シングル「Bruises」で、そのインターネットに浸った世界の動きを止めてみせた。率直に失恋を歌ったこのピアノバラードは、童顔の21歳からは想像もできないほど魂のこもった気概と深い心の痛みが染み渡る歌声を世界に知らしめた。そんな「Bruises」がきっかけとなり、キャパルディはメジャーレーベルと世界規模の契約を結び、サム・スミスやナイル・ホーランといったポップスターのツアーの前座を勝ち取った。そして、同じく素朴な味わいのある2018年のシングル「Someone You Loved」で瞬く間に自らもスターの仲間入りを果たした。祖母の死の悲しみから生まれ、再び涙を誘うこの曲は、アメリカとイギリスでチャート1位を獲得し、史上最多の再生数を獲得した楽曲の一つになった。これらのシングルをベースにして作られたのが、2019年にリリースされチャートのトップに輝いたデビューフルアルバム『Divinely Uninspired To A Hellish Extent』だ。ここでの彼のサウンドは豊かな管弦楽とゴスペルの重厚感で肉付けされているが、自殺をテーマにした「Before You Go」などの曲を通して、最も複雑な感情を掘り起こすという彼の大胆不敵な才能が変わらず発揮されている。

出身地
Bathgate, Scotland
生年月日
1996年10月17日
ジャンル
オルタナティブ

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