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- 2025年11月7日
- 2曲
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スティーヴ・アオキについて
DJ/プロデューサー/キュレーター/起業家という複数の肩書きを持つスティーヴ・アオキは、21世紀におけるクリエイティブなアーティストの究極の一例だ。彼のライブでは終盤、観客の顔面にめがけてケーキが投げ込まれるというステージ上のド派手ないたずらでも知られているが、そのビジネスに対する洞察力は非の打ち所がない。1996年に設立されたアオキのレーベルDim Makは、インディーロックからビッグルームハウス、そしてトラップまで、彼自身の好みを反映させた幅広いアーティストが所属するインディペンデントな有力レーベルである。レストランチェーンBenihanaの創始者である故ロッキー・アオキ氏を父に持つスティーヴ・アオキは、マイアミで生まれ、ロサンゼルスで育った。彼の音楽キャリアは、ハードコアのライブを主宰することから始まったが、2000年代後半には、Bloc PartyやThe Blood Brothersといったバンドから、MSTRKEFTやThe Bloody Beetrootsのような、ダンスミュージックと汗まみれのモッシュピットの融合を好むアーティストたちの作品をリリースすることへとシフトしていく。程なくして、アオキ自身もプロダクションにのめり込み、アーマンド・ヴァン・ヘルデン、ナーヴォ、アフロジャック、ティエストら、EDMシーンの有力者たちとコラボレーションを果たした。中でも2011年にリリースしたレイドバック・ルークとのシングル「Turbulence」は、彼の妥協のないアプローチのモデルともいえる一曲で、強烈なトランスのリフと、クランクの中心人物であるリル・ジョンによる扇情的なラップが加わっている。EDMが進化するにつれて、アオキのサウンドも進化した。2016年の「Back 2 U」においては、ピークタイムのエネルギーと光り輝くトロピカルハウスをバランスよく際立たせ、2017年のアルバム『Steve Aoki Presents Kolony』には、2チェインズ、グッチ・メイン、ミーゴスをはじめとする、そうそうたるラッパー陣が参加し、思わずボリュームを上げたくなるようなセットを披露した。2018年にリリースしたゲスト満載の『Neon Future』シリーズ第3弾では、カントリーグループのレディ・Aやポップパンクバンドのblink-182といったミュージシャンのほかに、科学者のビル・ナイのような、音楽以外の分野の人物ともコラボレーションを実現させ、その幅広さをさらにアピールした。「この世界の人間としてだけでなく、音楽的にも、僕には多様性が必要だった」と彼はApple Musicに語っている。「物事の見方を多様化すればするほど、パレットにより多くの色が加わって、自分の枠にとらわれない考え方ができるようになるからね」
- 出身地
- Miami, FL, United States
- 生年月日
- 1977年11月30日
- ジャンル
- ダンス