アーティストプレイリスト
- 1968年にビートルズのレーベルとして有名なApple Recordsからデビューした、シンガーソングライターのジェイムス・テイラー。レーベルを移籍して作った2枚目のアルバム「Sweet Baby James」に収録されている"Fire and Rain"のヒットと、その翌年に発表したキャロル・キング作の"You've Got a Friend"が全米1位の大ヒットとなり、音楽シーンにおけるポジションを確立した。身近な出来事をテーマにした楽曲と、暖かみのある歌声が多くの人に愛されている理由だろう。これまでに4000万枚以上のセールスを記録しており、2000年にはロックとシンガーソングライター、ふたつの殿堂入りを同時に果たしている。
- 時代の狂騒から離れた場所から語り続ける、温もりにあふれた楽曲の数々。
- ビートルズのApple Recordsと最初に契約し、音楽的にも彼らの影響を多分に受けているジェイムス・テイラー。1960年代のフォーク・リバイバルムーブメントを受けたシンガーソングライターに憧れ、彼らのギター奏法などを意欲的に吸収していった。ジョニ・ミッチェルや、デヴィッド・クロスビーらと交流を深めながら切磋琢磨し、磨かれていったそのスタイルに耳を傾けてみよう。
- 1970年代初期、シンガーソングライターのイメージを形作ったアーティストの代表格とされるジェイムス・テイラー。一服の鎮静薬のようにリスナーの心を落ち着かせる彼の音楽は、かつてのヒッピー文化に対する幻滅や厭世観を反映したパーソナルな歌詞と共に、多くのアーティストにとって創作の源泉であり続けている。両親が彼のファンだったことで名付けられたテイラー・スウィフトや、シュガーランドなどカントリー音楽においても彼の影響力は絶大だ。