最新リリース
- 2024年9月3日
- 1曲
- サンボマスター 究極ベスト · 2011年
- 僕と君の全てをロックンロールと呼べ · 2006年
- 輝きだして走ってく - Single · 2018年
- 輝きだして走ってく - Single · 2018年
- 花束 - Single · 2020年
- サンボマスター 究極ベスト · 2004年
- 稲妻 - Single · 2024年
- 終わらないミラクルの予感アルバム · 2013年
- サンボマスター 究極ベスト · 2011年
- Future is Yours - Single · 2023年
必聴アルバム
- その瞬間の感情をすべて放出するかのように全力で歌うヴォーカル、荒削りながらもグルーヴィーな演奏。まるで歴史に残る名演と名高いサム・クックのハーレム・スクエア・クラブでのライブを思い起こさせるほどの熱量を放つ2005年リリースのメジャーセカンドアルバム。シングル"美しき人間の日々"、"月に咲く花のようになるの"、"青春狂騒曲"といったヒットシングルを筆頭に、すべての曲が激しくもキャッチー。この真空パッケージのような作品に込められたエネルギーはタイムレスだ。
- 2015年
- 2010年
アーティストプレイリスト
- 破天荒かつ洗練された楽曲、パワフルなメッセージ性を併せ持つスリーピース。
- 2024年
- 2024年
ベストアルバム、その他
- 2011年
サンボマスターについて
魂で叫び、心でほえ、激情を放ち続ける3人組。山口隆のシャウトを中心に爆音を奏でるこのバンドには異様なインパクトがある。それは、彼らが青春パンクの界隈から登場した2000年代初頭からそうだった。眼鏡姿の山口はステージでまくしたてるようなMCを繰り出し、自身のギリギリの感情を包み隠さず吐き出すことで、観客の心をぐいぐいと引き込む。全身全霊のエモーショナルなパフォーマンスは徐々に支持を集め、バンドは2003年にメジャーデビューを果たした。2005年にはシングル「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」が、一世を風靡(ふうび)したテレビドラマの主題歌として大ヒットし、サンボマスターの評価は急上昇した。この曲でも愛と平和を唱えているように、彼らはかっこ悪いとかダサいとか思われそうな赤裸々な感情を歌に託す。思えば、そんなふうに不器用な男がイチかバチかで発する叫びこそ、ロックンロールという音楽が持つ起死回生の魔力そのものだった。こうして彼らはロックシーンの台風の目となり、精力的なリリースとライブ活動によって、そのオルタナティブな立ち位置を確立していった。バンドはこの後も「できっこないを やらなくちゃ」(2018年)などの名曲を作りながら活動を継続。2020年には結成20周年を迎えたが、ベテランと呼ばれそうなキャリアになっても、パッションをそのままぶつけるスタイルは変わらない。そんな全力投球のライブは、街角の小規模のライブハウスでも、何万人が集う大型のフェスティバルでも同じだ。その姿はしばしば“暑苦しい”と伝えられるが、その言い方にはどこかリスナー側の愛情と敬意が感じられる。サンボマスターの精いっぱいの叫びは、今日も誰かの魂を射抜き、その心を救っている。
- 出身地
- Japan
- 結成
- 2000年2月
- ジャンル
- ロック