コレサワ
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コレサワ

コレサワについて

もし“日常あるあるソング”、または“恋愛あるあるソング”というジャンルがあれば、きっとコレサワはその女王の座に就いてしまうだろう。顔出しをしていない、覆面女子シンガーソングライターの異名を持つ彼女の歌は、あまりにもリアルだ。その鋭くも人間くさい歌は、性別を問わず幅広いリスナーから高い支持を得ている。

例えば、代表曲の一つである「たばこ」(2017年)では同棲していた恋人との別れを歌っている。部屋から去った相手のことをたばこによって思い出し、センチメンタルな気持ちになってしまう。彼女はたばこが嫌いなのに、そのたばこが好きな彼を愛していた…という切ないストーリーだ。また、「あたしを彼女にしたいなら」は、タイトルそのままに、自分を彼女にするための条件を歌った曲で、上から目線なのに、どこかユーモラスに聞こえる。かと思えば、離れた土地で健気に頑張る友達への応援ソング「死ぬこと以外かすり傷」のように、胸に刺さる曲もあったりする。こんな風にコレサワは、生活の中で、つい感情の隙間からこぼれ落ちてしまいそうな視点を拾い上げる。そしてその繊細さ、切実さこそが、このアーティストの個性なのである。

ポップなメロディに乗せて歌われる、女子の日常とそこでの出来事、そして揺れ動く感情の描写。その“あるある”の数々は普遍的だとも思えるし、恋愛対象の相手のことがなかなか理解できず困っている人には何らかの気付きをもたらすかもしれない。コレサワの歌には、そんなリアルさが詰まっている。

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