最新リリース

- 2025年4月30日
- 1曲
- Golden Hour (SILO x Martin Wave Sollos Sleep Mix / Pt. 1-21) · 2018年
- Golden Hour (SILO x Martin Wave Sollos Sleep Mix / Pt. 1-21) · 2018年
- Golden Hour · 2018年
- Deeper Well · 2024年
- Zach Bryan · 2023年
- Golden Hour · 2018年
- Golden Hour · 2018年
- ELVIS (Original Motion Picture Soundtrack) · 2022年
- Deeper Well · 2024年
- She Calls Me Back - Single · 2023年
必聴アルバム
- ケイシー・マスグレイヴス本人でさえも、きっとそうなるとは思ってもみなかっただろう。本作『Golden Hour』がグラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞した際に見せた彼女の“驚き顔”はミームとして、ネット上を席巻した。本作はIan FitchukとDANIEL TASHIANの2人のソングライターを共同プロデューサーに迎えて制作チームを一新させた情熱的なプロジェクトで、馬小屋で録音されたというシェリル・クロウの楽曲も含め、ケイシー・マスグレイヴスの名前をカントリー界の人気アーティストから世界的スーパースターへと大きく引き上げることとなった。 浮き立つような幻想性があるカントリーポップのマスターピースとなった『Golden Hour』は、時にサイケデリックで、時にディスコのリズムさえ交えながら、それでいてすべてがマスグレイヴスのウィットと感動的なボーカリゼーションでまとめられている。陰りのある短調のオープニング曲「スロウ・バーン」は、万華鏡のような新しいサウンドデザインを取り入れて彼女の音響への並々ならぬ美意識を伝え、放浪するような「スペース・カウボーイ」は完璧なカントリーバラードに仕上がっている。さらにエンディングの「レインボー」は、マスグレイヴスのコミュニティへの献身を裏付ける、クィアの若者たちを慰めるような楽曲であることも聴き逃せない。彼女の手に掛かれば、カントリーミュージックもここまで想像力を広げられるのだということ、そして、そこでは誰もがその一員として温かく迎え入れられるのだということを、本作は伝えている。
アルバム
- 2021年
- 2018年
- 2024年
- 2024年
アーティストプレイリスト
- カントリーサウンドに加えて、等身大の歌詞で共感を得るシンガーソングライター。
- カントリーミュージックに新風を吹き込んだ、シンガーの真髄に触れる映像の数々。
- カントリーポップを代表するシンガーが、ワールドツアーで披露する曲を聴こう。
- ジャズ、ロック、ブルーグラスと多方面から影響をうけたカントリー歌手のルーツ。
- ケイシー・マスグレイヴスがNYから、Apple Music限定のライブシリーズに登場。
参加作品
ケイシー・マスグレイヴスについて
ケイシー・マスグレイヴスは、キャリアを築くためには自分のやり方を通すか、またはすべてを諦めるかの二択しかないと初めから分かっていた。「最初からそうしていれば、かなりの自由がある。何の期待もかけられないわけだから」と、彼女は2018年にApple Musicのインタビューで語っている。「特に私は、ナッシュビルのモダンカントリーミュージックの出身ということで、大きな期待や制約を課せられることがあり得るし、特に女性だと厳格な線引きがされる可能性があった。だから私は『自分はそうならないように』って思っていた」1988年生まれ、イーストテキサス出身のマスグレイヴスは、高校生のころから楽曲をリリースし始め、リアリティ番組『Nashville Star』に出演するに至ったものの結果は10人中7位に終わり、早くから業界のインサイダーでもアウトサイダーでもある兆候を示していた。公式デビュー作となった2013年の『Same Trailer Different Park』で、マスグレイヴスはPistol Anniesやクリス・ステイプルトンなどと共に、保守的なシーンにおいて密かに進歩的な声を上げるアーティストとして認められるようになった。自らのルーツをアピールしながら、LGBTQの権利や田舎町の生活の偽善といったテーマに取り組むことができる存在として周知されていく。そして『Same Trailer Different Park』は2014年にグラミー賞を獲得し、翌年には次作『Pageant Material』がリリースされた。2018年にはアルバム『Golden Hour』がグラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞。ナッシュビルの因習からさらに遠くへと進んだこの作品で彼女が築いた地位は、現代のカントリースターというよりもむしろ1970年代のシンガーソングライターに近いように見える。「つまりアウトサイダーだってことだと思う」と、マスグレイヴスは言う。「でも本当に、私はただ自分と自分の音楽にとって一番だと思えること、そしてインスピレーションを受けることを手当たり次第にやっているだけ」
- 出身地
- Golden, TX, United States
- 生年月日
- 1988年8月21日
- ジャンル
- カントリー