最新リリース
- 2023年9月15日
- 1曲
- Clapton Chronicles: The Best of Eric Clapton · 1996年
- Clapton Chronicles: The Best of Eric Clapton · 1992年
- Slowhand · 1977年
- The Cream of Clapton · 1970年
- Pilgrim · 1998年
- Clapton Chronicles: The Best of Eric Clapton · 1999年
- 461オーシャン・ブールヴァード+16<デラックス・エディション> · 1974年
- Slowhand · 1951年
- Clapton Chronicles: The Best of Eric Clapton · 1985年
- Clapton Chronicles: The Best of Eric Clapton · 1989年
必聴アルバム
- 1998年
- 1989年
- 輝かしいカムバックを飾った名盤「461 Ocean Boulevard」を上回るセールスを達成し、米国で大成功を収めた記念碑的な作品。ヤードバーズ時代からの異名"スローハンド"をタイトルに冠し、プロデューサーにはグリン・ジョンズを起用。レイドバックした雰囲気の中にもメリハリを効かせたアレンジが光る。タルササウンドを体現した J.J.ケイルのブルージーなカバー"Cocain"に、アダルトコンテンポラリー寄りのラブバラード"Wondeful Tonight"というテイストの異なる冒頭の2曲をとってみてもそのコントラストは新鮮で、とりわけ新たなファン層を開拓する発火点となった。全体では抑え気味な印象のクラプトンのギターソロだが、その中にあってサックスと絡み合う"The Core"でのインタープレイはスリリングで、ギターの神様の面目躍如たる魅力がにじみ出ている。
- 健康面で抱えていた問題を克服し、1974年にエリック・クラプトンがリリースしたソロ名義としては2作目となるアルバムで、風通しの良いサウンドに強い情緒を忍ばせた楽曲を数多く収録している。タイトルは彼がレコーディング中に実際に住んでいた米フロリダ州マイアミの住居の所在地。デレク・アンド・ドミノス時代のベーシストであるCarl Radleをはじめ、女性シンガーのイボンヌ・エリマン、ギタリストのジョージ・テリーらも作曲段階からクラプトンを支えた。ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのカバー"I Shot the Sheriff"を収録するなど、心機一転、新しい作風へと向かった本作は、USアルバムチャートで1位、UKチャートでは3位を記録し、クラプトンの復活を世に示した。
- 1970年にリリースされたデレク・アンド・ドミノスの唯一のアルバム。米国のサザンロックに傾倒していた頃のエリック・クラプトンが、現地シーンで活躍していたミュージシャンと結成したこのバンドは、端正なソングライティングに根ざしたオリジナル曲やブルースのカバーなど、発表当時に全14曲を収録。サポート参加したデュアン・オールマンの見事なスライドギターは、本アルバムでの聴きどころで、ふくよかなサウンドに結実した。タイトルにも伺えるように、クラプトンの切なく狂おしい恋愛体験をもとに制作されたことで知られる"Layla"をはじめ、"Why Does Love Got to Be So Sad?"など、ラブソングの演奏はタイトでありながらも、ほとばしるような情熱に満ちている。
- 1970年
- 2023年
- 2022年
- 2018年
- 2016年
- 2013年
- 2010年
- 2023年
アーティストプレイリスト
- 世界3大ギタリストの一人にして、ギターの神様とも呼ばれるブルースマン。
- クラプトンが音楽史に与えた影響の大きさを、あらためて実感させるプレイリスト。
- 彼の圧倒的な存在感を感じるクラプトンのライブ音源。
- さまざまな豪華共演も含め、長いキャリアから選び抜かれた聴き応えのある楽曲。
- 伝説的ロッカー、エリック・クラプトンが影響を受けた楽曲を集めたプレイリスト。
- 2023年
- 2022年
- 2021年
- 1996年
ベストアルバム、その他
- 2005年
- 1999年
- 1995年
- 1994年
- スティーブン・マーリー
- ペドリート・マルティネス
- ペドリート・マルティネス
エリック・クラプトンについて
1960年代半ば、ロンドンの界隈では“クラプトンは神だ”とスプレー缶で描かれた文字がよく見受けられた。だが彼(1945生まれ、本名Eric Patrick Clapton)はその音楽人生で、単なる一人の人間として謙虚に振る舞い続けた 。何より彼は、1965年にブリティッシュ・インヴェイジョンの先駆者だったヤードバーズが商業的になりすぎたと感じて脱退している。ジミ・ヘンドリックスやジミー・ペイジといったギタリストたちの演出技巧を良しとせず、クラプトンはブルースの真髄である痛みと切望を軸にした優雅なスタイルを好んだ。1960年代末以降は純粋主義とトレンドを作り出す手腕をバランス良く組み合わせ、クリームのメンバーとしてサイケデリックロックとヘヴィメタルの下地を作った。1970年代にソロアーティストとなってからは、ボブ・マーリーの「I Shot the Sheriff」をカバーしてレゲエをメインストリームに取り込み、J.J.ケイルの「Cocaine」の鮮烈なカバー曲で、アリーナ級ロックの新基準を作り上げた。これらの再解釈を提示したカバー曲がヒットする一方で、クラプトンは自らの葛藤と感情のほとばしりを記憶に残る作品に落とし込んでいった。デレク・アンド・ドミノスという別名バンドに身を隠し、親友のジョージ・ハリスンの妻パティに恋した罪悪感をクラシックロックの不朽の名曲「Layla」に託して浄化させ、数十年後の1991年にはアコースティックの哀歌「Tears in Heaven」で、4歳の息子コーナーの死を悼んだ。この曲と同時期に発表されてグラミー賞を総なめにしたMTVのライブ企画からのアルバム『Unplugged』はクラプトンの熟年時代の到来を告げた。この時期に彼は、ロバート・ジョンソンのトリビュートアルバムやB.B.キングとの数々のコラボレーションを通してブルースへの憧憬を再確認しつつ、ベイビーフェイスがプロデュースした賛歌「Change the World」でアダルトコンテンポラリーチャートにも進出した。そして、こうした多方面にわたるクラプトンのレガシーは、誠実かつソウルフルなポップに彼のように真摯(しんし)に取り組むジョン・メイヤーやGary Clark Jr.といった現代のギターヒーローに受け継がれている。
- 出身地
- London, England
- ジャンル
- ロック