アルバン・ベルク

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アルバン・ベルクについて

1885年にウィーンで生まれたアルバン・ベルクは、当初音楽よりも文学に引かれていたが、10代のうちに音楽に対する情熱が高まり、1904年から6年間、アルノルト・シェーンベルクに作曲の個人レッスンを受けた。この先輩作曲家の卓越した指導力と強力なパーソナリティによって、ベルクは精巧で表現主義的なモダニズムのイディオムを早くから習得することになった。1913年にウィーンで部分初演された、オーストリアの詩人ペーター・アルテンベルクの詩による歌曲集は激しい批判にさらされたが、ベルクはこの時に受けたトラウマから立ち直り、1914年にドラマチックでスケールの大きい『3 Orchesterstücke(管弦楽のための3つの小品)』を完成させる。また、第1次世界大戦の兵役によるインターバルを含む7年間をかけて取り組んだオペラ『Wozzeck(ヴォツェック)』は、1925年にベルリンで初演されるとドイツ各地で上演されるようになり、現代のマスターピースとしての評価を得た。その後ベルクは、弦楽四重奏のための『Lyrische Suite(抒情組曲)』(1926年)から、シェーンベルクが提唱した十二音技法を技術的ツールの一つとして取り入れ、それを自身の個性と表現に適応させていった。1935年には、2作目のオペラ『Lulu(ルル)』を作曲中にマーラーの未亡人アルマの娘マノン・グロピウスが若くして急死すると、マノンをかわいがっていたベルクはオペラの作曲を中断して、彼女に捧げるべく『Violinkonzerte(ヴァイオリン協奏曲)』を作曲し、完成させた。しかしその数か月後、ベルクは虫刺されに端を発した敗血症でこの世を去り、『Lulu』は未完成のままとなった。

出身地
Vienna, Austria
生年月日
1885年2月9日
ジャンル
クラシック

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