アバ
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アバについて

世界はアバが現われて初めて、スウェーデンのビートルズが求められていたことを思い知った。キーボーディストのベニー・アンダーソンとギタリストのビヨルン・ウルヴァースという作曲の天才と、ボーカリストのアンニ・フリード・リングスタッドとアグネタ・フォルツコグが集結したアバは、混じりけのないポップを高尚なアートに変え、世界最大級のグループに数えられるまでになった。

1972年にストックホルムでアバが結成される前から、アンニ・フリードとアグネタはソロアーティストとしてスウェーデンで活躍し、一方ビヨルンとベニーはデュオとして活動していた。やがて4人は2組の夫婦になり、音楽活動のパートナーになった。1974年のセカンドアルバム『Waterloo』のタイトル曲が、同年のユーロビジョン・ソング・コンテストでグランプリに輝くと世界的な大ヒットになり、アバの空高く舞い上がるようなメロディと頭から離れないフック、そしてフィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドを神聖な域にまで到達させたような滑らかで壮大なプロダクションスタイルを広く世界に知らしめた。アバはその後も1970年代を通じて勝利を続け、切ないパワーバラード「Fernando」やディスコアンセム「Dancing Queen」、洗練された音のタペストリーのような「Take a Chance On Me」などの大ヒット曲を次々とリリースし、マルチプラチナのセールスを記録。世界中のポップラジオを独占し、エルヴィス・コステロのようなロックアーティストまでもが彼らのファンだと公言するほど、メインストリームのポップスターへと成長した。

1981年の『The Visitors』がリリースされるころには2組とも離婚し、以前の明るい曲に比べるとサウンドと歌詞の両方においてダークな方向に向かっていく。1982年以降、彼らが再び一緒にステージに立つことはなかったが、2016年のパーティーで一夜限りの再結成が実現。その後、新作が制作中であるという期待を抱かせるニュースが出始めるようになる。ファンがその発表をじっと待ち続ける間にも、舞台化と映画化もされたミュージカル『Mamma Mia!』や、数々の名曲の不滅の人気によって、アバのポップカルチャーにおける地位は変わらず守られ続けた。そして2021年、アバは40年ぶりとなるアルバム『Voyage』をリリースして復帰を果たし、その変わらぬ魔法を披露した。

  • 出身地
    Stockholm, Sweden
  • 結成
    1972

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