いきものがかり
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いきものがかりについて

いくつものヒットソングを通して、心のふるさとを描き出す音楽グループ、いきものがかり。1999年、高校生で幼なじみ同士の水野良樹(G)と山下穂尊(G)は、当時シーンを席巻していたゆずに感化される形でグループを結成。同年11月には友人の妹である吉岡聖恵(Vo)が加入し、3人組となった。当初は路上ライブを中心に活動していたが、進学に専念するため一時解散。3人が再び音楽活動の足並みをそろえることになったのは2003年で、地元のライブハウスやホールにライブの舞台を移して、インディーズでの作品リリースも行った。

2006年3月には、シングル「SAKURA」でメジャーデビューを果たし、続く「HANABI」は表題曲がテレビアニメのテーマ曲に起用される形でヒット。翌年にリリースされたファーストアルバム『桜咲く街物語』は、長らくチャートインを記録するロングセラー作品となった。フォーキーな曲調から性急なロック、エモーショナルなダンスポップまで、水野、山下が手掛ける(後には吉岡も作詞作曲に参加)楽曲はバラエティ性に富み、また楽曲ごとにさまざまな辣腕プロデューサー陣が彩り豊かなアレンジを施していたが、その表現スタイルを何よりも強く定義していたのは、言葉の抑揚とサウンドの揺るぎない結びつきであった。歌謡曲からニューミュージック、そしてJ-Popへと時代が移り変わっても、失われることなく生き続けてきた日本的な歌謡のエッセンス。それをキャッチーかつ理知的にデザインすることで、いきものがかりの音楽は広く深く、リスナーの心に浸透していった。

アニメ作品や映画のテーマ曲、CM曲などを次々に発表し、2010年のシングル曲「ありがとう」はNHK連続テレビ小説主題歌に。2008年からは『NHK 紅白歌合戦』にも連続出場を果たし、一方でライブツアーも全国のアリーナ規模へと拡大するなど、いきものがかりは国民的な音楽グループとして存在感を放ってきた。また、2016年にはメンバーの地元である神奈川県の海老名市と厚木市で大規模な野外ワンマンライブを開催。いきものがかりの歌詞には地元の風景が描写されることも多いが、どれだけ大きな存在になっても親密さやローカル感を見失わない音楽を手掛けていることは、長くファンの支持を獲得し続けている理由の一つでもある。

2017年初頭には“放牧宣言”を発し、メンバーは個々の活動に取り組む。2年弱の期間を経てグループ活動を再開するが、2021年には山下が表舞台から身を引いて新たな活動に向かうことを理由に脱退を発表した。いきものがかりは水野、吉岡のデュオとして、さらなるキャリアの高みへと踏み出す。

  • 出身地
    Kanagawa, Japan
  • 結成
    1999

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