2004年に発表された2枚目のオリジナルアルバム。当時の彼らは "ミチシルベ〜a road home〜" や "チェスト" などヒット曲を連発しており、シングル4曲を収録した今作はその勢いに乗るような流れで大きな支持を獲得、翌年の年間アルバムセールスチャートの1位に輝いた。一番の魅力はバンドの代表曲 "ロコローション" に象徴されるような、ポップでダンサブルな聴き心地。21世紀のミクスチャーバンドらしく、アルバムにはDJ的なセンスが貫かれており、19曲の中にハウス、ディスコ、ジャズ、ソウルやファンクといった、バラエティー豊かなサウンドがふんだんに盛り込まれている。さらに "花" のような美しいバラードも収録されており、飽きる局面がない。絶頂期の彼らの奔放さが鮮やかな花を咲かせた作品である。