コンポーザーの ryo を中心に構成されるクリエイターユニット、Supercell のサードアルバム。ヴォーカリストオーディションによって約2000人の応募者から選ばれた17歳の女性シンガー、こゑだがゲストヴォーカルとして参加。全編にわたって変則チューニングの切れ味鋭いギターを軸としたヘヴィなロックサウンドを繰り広げ、エモーショナルな歌もしっかりと聴かせる。和の旋律でノスタルジックなムードを放つ "拍手喝采歌合"、青春の残像をセンチメンタルに描く "銀色飛行船" など、人気アニメのテーマソングを多数収録。閉塞感で息苦しい社会のムードを反映し、世の中の光と影を繊細な筆致で描き出す。旅の終わりを告げる "Journey's End" で幕を上げ、また終わりなき旅へと足を踏み出す "We're Still Here" で終わる物語構成も示唆に富んでいる。