フォーキー&ブルージーなアコースティック・サウンドと朴訥とした親しみやすさを感じさせるリリックとボーカルで高い人気を誇る男性シンガー・ソングライター、山崎まさよし。本作は彼が2007年にリリースした自身初となるカバー・アルバムの洋楽編で、邦楽編の「COVER ALL HO!」と同時にリリースされた。料理人に扮した山崎まさよしがさまざまな味付けで新旧の名曲を料理する趣向になっていて、例えば Sting の “English Man In New York” は “ロイヤルストリングスとボサノヴァを一緒に”、Stevie Wonder の “Superstition” は “野趣味あふれるアコースティックで”、Bill Withers の “Just The Two Of Us” は “サルサソース仕立て”、the Monkees の “Daydream Believer” は “ウクレレの音色を添えて”、Jamiroquai の “When You Gonna Learn” は “このリズムをお好きなだけどうぞ” などといったサブ・タイトルが添えられた楽しい作品に仕上がっている。ファンにはおなじみの曲からちょっと意外な選曲まで、オリジナルとは印象の異なるアレンジの中に音楽の "一流シェフ" としての味わいがある。