スタッフメモ 自身のバンド、ウイングスの解散前年にあたる1980年にリリースしたソロ名義で2作目となるアルバム。1970年に発表した初のソロアルバム『McCartney』同様、本作も自宅スタジオでレコーディングされた作品で、愛妻リンダ・マッカートニーのコーラス以外はすべて1人で演奏、制作している。オープニングの「Coming Up」からも分かるように、本作ではシンセサイザーを多用したニューウェイブ~シンセポップ風の楽曲を前面に、マッカートニーらしいフックのあるメロディと遊び心を散りばめたアルバムとして知られ、さらには「Front Parlour」に見られるクラウトロックなど、彼の音楽的興味の幅広さと奥深さを感じ取るファンも多い。と同時に、雨がしたたるようなバラード「Waterfalls」や、瞑想的な「Summer’s Day Song」、名曲「One of These Days」などマッカートニー節も健在。現代音楽にも造詣が深い彼の先鋭性とサウンドへの愉悦を収めた聴くたびに発見の多い作品。

このアルバムはApple Digital Masterに対応しています。アーティストやレコーディングエンジニアの思いを忠実に再現した、臨場感あふれる繊細なサウンドをお楽しみください。