WONDER WHEEL

WONDER WHEEL

横浜のヒップホップ・クルー、 ZZ Production の1MC&1DJによるセカンド・アルバム。地元、横浜市戸塚区の廃園となった遊園地、ドリームランドを由来とする前作「ドリーム」に対し、本作はその遊園地に実在した大観覧車、ワンダーホイールをターンテーブルやスケートボードに引っかけたもの。サイプレス上野のマッチョすぎず、ナードすぎない絶妙な語り口のMCとロベルト吉野の執拗なターンテーブルさばき。それらを駆使して横断的に描くのは、B-BOYとバンドマンが同居していた90年代初頭のアンダーグラウンド・シーン、その混沌を一つの理想型とするエネルギーの渦だ。ベテランの DJ Watarai が手掛ける “STAR LINE” や Seeda を手掛ける Back Logic のトラックに Rhymester の宇多丸をフィーチャーした “MASTERS オブお家芸” といった王道なヒップホップ。そして、元 Super Butter Dog にしてマボロシで活躍する竹内朋康プロデュースの “IT'S MY TURN” やオルタナティヴなダンス・ミュージック・シーン御用達のクリエイター、 Latin Quarter の手による “サ上とロ吉” と “WONDER WHEEL” 。さらには ZAPP ばりのトーク・ボックスを聴かせる LUVRAW & BTB を招いた “Dear MaMa” や Sly Mongoose プロデュースの “FEEL LIKE DANCE” といったオルタナティヴなトラックまで。2人の幅広く、柔軟な音楽性がダイナミックに伝わってくる。

国または地域を選択

アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ