前作「Everything Will Be Alright In the End」から2年ぶりにリリースされた、ウィーザーの通算10枚目にしてバンド名をタイトルに冠した4枚目のアルバム。フォール・アウト・ボーイや Panic! At the Disco の快心作を手掛けたことで知られる Jake Sinclair をプロデューサーに迎え、"California Kids" や "L.A. Girlz" など、バンドのホームタウンであるロサンゼルスの光と影をテーマにした曲が並ぶ爽快な仕上がり。アルバムは波の音、カモメの鳴き声で幕を開け、"Endless Summer" と思いきや "Endless Bummer" だなんて、いかにもリヴァース・クオモらしい言葉遊びのラストトラックへ、そしてまた打ち寄せる波の音で幕を閉じるコンセプチュアルな構成。本作もまたウィーザーをウィーザーたらしめてきた要素を惜しげもなく盛り込みながら、それでいてそれまでにないウィーザー像を印象付けるという離れ業にニヤリとさせられる一枚に仕上がっている。
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