

鹿の解体ツアーを行うなど前代未聞の活動で注目を浴びる中、前作「シネマジャック」からわずか8か月でリリースされた4枚目のミニアルバム。ゲーム三昧の放蕩息子がきび団子一つで鬼退治に送り出される "桃太郎"、旗を掲げるフランスの国民的ヒロインとバスガイドの姿を重ね合わせた "ジャンヌダルク" など、奇天烈な発想がさえ渡る8曲が並ぶ。ヒップホップ、ドラムンベース、ポストダブステップなど多種多様なジャンルを取り込んだトラックは独自性を増し、"チャイコフスキー " では、自身の既存曲 "モスラ" を逆再生した音源を使うという妙技も披露。既存のポップの概念を打ち壊すサウンドスタイルを確立した。