韓国のバイオリン奏者キム・ボムソリによる、ドイツ・グラモフォンからのソロデビューとなるアルバム。オーケストラとの共演で、オペラやバレエの舞台作品の名旋律を彩り豊かに奏でている。完璧なテクニックと晴々とした歌心が楽しめる「Thäis: Méditation」、みなぎる情熱が往年のハリウッドを彷彿させるFranz Waxmanの「Carmen Fantasie」、カミーユ・サン=サーンスからは素晴らしいアリアをもつオペラ「Samson et Delila」とどこまでも軽快な『Introduction et Rondo capriccioso』の2曲を披露する。また、このアルバムはNFM Wrocław Philharmonicと、その音楽監督Giancarlo Guerreroとともにポーランドで録音されており、ポーランドの作曲家ヘンリク・ヴィエニャフスキを取り上げるなど、キム・ボムソリの卓越したセンスもうかがえる。未来の巨匠を予感させるアルバムだ。
キム・ボムソリのその他の作品
- クララ・ジュミ・カン & キム・ソヌク
- ダニエル・バレンボイム, マルタ・アルゲリッチ, マイケル・バレンボイム, キアン・ソルターニ & シュターツカペレ・ベルリン
- ゴーティエ・カピュソン
- In Mo Yang
- ダニエル・ロザコヴィッチ, スタニスラフ・ソロビエフ, ロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団 & ウラディミール・スピヴァコフ
- カミーユ・トマ, ブリュッセル・フィルハーモニック, ステファヌ・ドゥネーヴ & マチュー・ヘルツォーク