

初代『トイ・ストーリー』から約31年、作曲家ランディ・ニューマンが『トイ・ストーリー5』で再び音楽を手掛け、その世界に戻ってきた。過去4作品からの記憶に残るモチーフと新たなテーマがふんだんに盛り込まれ、心を揺さぶり高揚感をもたらすスコアが映画を彩る。今作の物語でキャラクターたちが立ち向かうのは、おもちゃにとって最悪の悪夢、つまり子どもが使うテクノロジーだ。 『トイ・ストーリー』の過去全作でアカデミー歌曲賞にノミネートされ、第3作の「We Belong Together」で受賞を果たすなど、同賞の常連となっているニューマン。そんな彼は今作で、作品を締めくくるエンドクレジットで流れる曲をあのポップアイコン、テイラー・スウィフトに譲る。彼女の長年のコラボレーターであるジャック・アントノフと再びタッグを組んで書き下ろした「I Knew It, I Knew You」だ。 アルバムのオープニングを飾るこのノスタルジックなカントリーポップの楽曲は、ディズニーが誇る心温まる名曲の系譜に加わる愛らしい一曲で、まさに“友達”と言っていいほどの存在感をまとっている。そして曲の中でスウィフトはこう歌う。「人生って あの日々を置き去りにしていくものだけど/でも今夜こうしてあなたに会って/あなたを愛していたことを思い出したの(Life has ways of leaving those days behind/But seeing you tonight/I remembered I loved you)」。その感覚は、このシリーズとニューマンの音楽と共に育ってきた人たちにとっても、きっと同じだろう。