時の流れに身をまかせ

時の流れに身をまかせ

アジアが生んだスーパースター、テレサ・テン(鄧麗君)が、1986年にリリースした日本における代表作の一つ。1974年に日本デビューし、初々しい美声とビジュアルで人気を獲得した彼女にとって、本作は歌手としてのスケールアップを果たすきっかけとなった作品である。タイトル曲をはじめとする、哀愁のメロディをAORサウンドで包み込んだ新しいタイプのポップスを表情豊かに歌いこなし、ファンはもちろん、音楽関係者からも高い評価を受けた。同曲のヒットで勢いづいたテレサは、その後、演歌やロックといったジャンルの枠に収まらないポピュラーソングシンガーとして、日本の歌謡界になくてはならない存在となっていく。

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