This is 嵐

何があろうとも進化を止めない、これが嵐、『This is 嵐』と高らかに宣言した17作目のオリジナルアルバム。2019年の初めに2020年末日をもって活動休止に入ることを発表した彼らは、そこから怒濤（どとう）の勢いで新たな道を切り開いていく。J-Popの魅力を体現した初のデジタルシングル「Turning Up」、ワン・ダイレクションなどを手掛けるRAMI YACOUBが書き下ろした「IN THE SUMMER」、ブルーノ・マーズが楽曲制作とプロデュースを行った「Whenever You Call」。世界的なアーティストとコラボレーションを重ねることにより、5人はリスナーを広い世界へと連れ出していった。米津玄師が楽曲提供した「カイト」は東京五輪・パラリンピックのために制作されたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で世界は困難に直面し、結果的にこの曲は人々が心でつながるためのアンセムとなった。本作で彼らが最後に残すメッセージは「The Music Never Ends」。5人の力強いハーモニーがいつまでも心に響く。