The Quintet: Jazz At Massey Hall (Live) [1953]

このライブアルバムの会場は、1953年トロントのダウンタウンにあるマッセイ・ホール。予定していた出演者の内、数人の入れ替えがあった結果、当時新鋭のミュージシャンがステージ上に集結し、奇跡のセッションが生まれた。とりわけディジー・ガレスピーの才能が突出している。自作の"Salt Peanuts"では、自身の歌を披露しながらチャーリー・パーカーと息を呑むような即興を披露。パーカーのよどみないフレーズが飛び出す"Wee"、定番"A Night in Tunisia"もライブならではの即興のもとに新たな魅力が引き出されている。ビバップの二大巨頭の最後期の共演作となったことも感慨深い。

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