シスターズ・オブ・マーシー、The Southern Death Cultらと並び、1980年代中盤英国のポジティブパンク/ゴシックロック・シーンを沸かせ、けん引した名バンドが1988年にリリースしたセカンドアルバム。スパゲッティ・ウェスタン(日本ではマカロニ・ウェスタンで知られる)映画に出てくる荒くれ者さながらにボロボロのカウボーイハットやウェスタンブーツを身に着けた出で立ち、シアトリカルなダミ声と楽曲をトレードマークに、砂埃を立てて疾走するようなニューウェーブハードロックを作り上げた。ヒット曲"Moonchild"で聴けるように同時代のネオサイケデリックやポストパンクバンドとも共振する空間的なギターサウンドもお手の物で、ヴォーカルのアクは強いながらもストレートな音楽性を兼ね備えているところがポイント。本作は彼らの長いキャリアを通してもとりわけ人気の高い名盤として知られている。
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