約12年ぶりの復帰作となる「The Magic Whip」でも、その自信に満ち溢れた音楽的イノベーションは健在。親しみやすくも意外性に満ちたメロディの数々は、ブリットポップのアイコン復活を強く印象づける。クランチーなギターカッティングから始まる “Lonesome Street” は、やがてサイケなシンセや不思議なコーラスと混ざり合い、新たな色合いを帯びていく。ディストーションが痛快な “I Broadcast”、物憂げに心を揺さぶる “New World Towers”、そしてメロディが妙に後を引く “My Terracotta Heart” など、ブランクをまるで感じさせない力作に仕上がっている。
ミュージックビデオ
- 2000年
- The Good, The Bad and the Queen
- レディオヘッド