2018年に活動を再開しライブを繰り広げてきたELLEGARDENは、2022年、前作『Eleven Fire Crackers』から実に16年ぶりとなるこのニューアルバム『The End of Yesterday』を完成させた。細美武士(Vo/G)が作曲のために先行して渡米し、その後メンバー全員でロサンゼルスでの共同生活を送りながらレコーディングを敢行。プロデューサーにRobbie Hiser、ミキシングエンジニアにZakk Cerviniと現地の気鋭スタッフ陣を迎えて制作された全11曲だ。「Strawberry Margarita」や「Firestarter Song」のようにパンキッシュな熱量でライブの興奮を呼び起こす楽曲があれば、「Mountain Top」「瓶に入れた手紙」「10am」のように、より大人びた視界の中で4人が音を重ねる楽曲もある。そのエモーショナルな息遣いやバンドの一体感は間違いなくELLEGARDENそのものだが、一方でかつてのELLEGARDENとは決定的に違ったテイストも備えている。それぞれの道を歩んで成長してきた4人が、新たな決意を抱いて制作したからこそ鳴らすことができたサウンドを味わえる。
ELLEGARDENのその他の作品
- the HIATUS