デヴィッド・ギルモア (Vo/G) の加入以降、度重なる実験と試行錯誤を経て、次第に創作のベクトルを支配するようになったロジャー・ウォーターズ (Vo/B) がリーダーシップを発揮して制作された通算8枚目。人間の無意識に潜む恐怖や狂気をテーマにしたコンセプチュアルな構成になっている。アラン・パーソンズをエンジニアに抜擢し、16トラックの最新機材をフル活用したことで、演奏の骨太な輪郭と音の立体感が明瞭になり、リスナーに革新的な音響空間を提示できたことの意味は大きい。周到にして大胆なサウンドコラージュも本作の特色だが、EMS製シンセサイザーとシーケンサーの導入、女声バッキングシンガーの登用も著しい効果を上げている。
- 1975年
- 1979年
- 1970年
- 1971年
- 1977年
- ジミ・ヘンドリックス
- デヴィッド・ギルモア
- ジェスロ・タル
- ニール・ヤング
- イーグルス
- テッド・ニュージェント