スタッフメモ 世界最大のK-PopグループであるBTSは、あふれるような希望と、野心的に多様性を広げていくスタイルで知られているが、5作目となる韓国アルバム『BE』では、飽くことなく彼らを愛するリスナーたちに向かって、あるメッセージを届けている。アルバムの幕を開けるスローテンポなシングル「Life Goes On」では、最年少メンバーであり、愛すべきグループの末っ子JUNG KOOKがそのスタートを切っているが、“ある日、世界はなんの前兆もなく止まってしまった”と歌う彼の言葉は、まぎれもなくCOVID-19の世界的な流行について言及していると言ってよいだろう。しかし、彼とその仲間たちのSUGA、V、RM、J-HOPE、JIN、JIMINは、この大きな停止の事態にも屈しないという、グループの活動における強い意志を打ち出している。今年3番目のリリースとなった『BE』は結果的に、常にトップチャートで知られるグループにとって、大きな成功を勝ち取った実験作となった。

「Fly to My Room」ではネオソウルや、アリアナ・グランデの「thank u, next」のコーラスにも通じる響きが感じられ、80年代テイストのレトロなシンセポップ「Telepathy」は、今年初めにリリースされ、今作のコーダとも位置付けられる、BTS初の全編英語曲「Dynamite」のサウンドをほうふつとさせる。オールドスクール・ヒップホップ「Dis-ease」は、言うなれば“ヴィンテージ”なサウンドのBTSで、レコードのスクラッチ音と共に、ラッパーのSUGAが力を振りしぼって、“病”という自明の理に疑問を投げかける(“病んでいるのは世界か、俺か?”“単なる解釈の違いじゃないのか?”)。『BE』がCOVID-19についてのコンセプトアルバムなのかという議論が巻き起こっているが、ロックダウンの制限を受けた彼らが、“孤独”というテーマから今作のインスピレーションを見出したことには間違いないだろう。そして今作の自分たちと同じように、ファンたちもそれぞれの希望を見つけていくことを、彼らが願っているのは明らかなのだ。

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