音楽活動のみならず、モデルや映画への出演など、変幻自在な活動が多方面から注目されているメイリンによるソロプロジェクト。バンド編成で制作したサードアルバム『PETIT PETIT PETIT』から一転して、本作では自ら手掛けるエレクトロミュージックに根ざした作風へと回帰した。アシッドテクノに乗せてCOVID-19時代のメッセージを伝える「STAY HOME」や、過去にライブを行ったフランスのダンスミュージックの影響がうかがえる「JE NE SAIS PAS」、極彩色のサウンドによって人それぞれの色や個性を照らし出す「GOLD TRANCE」、メロディックなグルーヴが日常の風景と溶け合う「美しい愛の日々」など、感性の自由な広がりをフロアライクかつキャッチーな楽曲に投影。色彩にあふれ、みずみずしい躍動感がみなぎる作品となった。