スーパー・ジェネレイション

スーパー・ジェネレイション

昭和歌謡を鮮やかに彩った歌声とメロディを、新しい感覚でよみがえらせた作品。はつらつとした歌声が魅力の雪村いづみがここで歌うのは、服部良一が書いた名曲の数々だ。高峰秀子の「銀座カンカン娘」、笠置シヅ子の「東京ブギウギ」といったおなじみのナンバーが、抜群のスウィング感を持つ雪村の歌唱によって新たな生を受けたかのように輝く。服部の息子である服部克久が編曲の中心となり、しかも演奏を担当するのは細野晴臣(B)や松任谷正隆(Key)といった名ミュージシャンが在籍するキャラメル・ママ。服部良一のメロディにはもとよりジャズ、タンゴ、ブギなどの多彩なリズムが導入されているが、本作ではそれらを1974年当時のトレンドの一端であるファンキーな感覚によって再解釈している。雪村の歌唱は、その斬新なグルーヴ感を見事に乗りこなし、素晴らしい躍動感を放っている。なおインスト曲である「序曲 (香港夜曲)」のアレンジは、本作のプロデューサーでもある村井 邦彦。歌謡曲やロックといったジャンルを超えたアルバムで、現代ではシティポップのリスナーからも名作として愛されている。

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