前作『A Girl Like Me』で“Def Jamのシンデレラガール”というイメージを軽々と超越し、新しい時代のアイコンになることを予感させたリアーナが、その予感を確信に変えたのが2007年のサードアルバム『Good Girl Gone Bad』だ。ロックの要素を取り入れたトラックでジェイ・Zと共演した全米ナンバーワンヒットの「Umbrella」、前作収録のヒット曲「Unfaithful」での相性も抜群だったSTARGATEによるプロデュースでNe-Yoが参加した「Hate That I Love You」、マイケル・ジャクソンの1982年のモンスターアルバム『Thriller』に収録されたヒット曲「Wanna Be Startin' Somethin'」の印象的なフレーズを大胆にサンプリングしてヨーロッパをはじめ世界中のクラブを席巻したダンスチューンの「Don't Stop the Music」、さらにオリジナルの約1年後にリリースされた新装版『Good Girl Gone Bad: Reloaded』で追加されたマルーン5との共演曲「If I Never See Your Face Again」など、もはやジャンル分け不能な唯一無二のカリスマが持つ、ゴージャスかつエッジーな魅力が全方位的に展開された傑作アルバムだ。
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