レゾナンス

2021年2月9日に79歳でこの世を去ったチック・コリアと、彼を師と仰ぐ小曽根 真が、2016年5月に全国11か所で開催したライブ公演からベストトラックを集めたピアノデュオ作品。お互いがこのツアーができることへの喜びのあいさつを収めた「イントロダクション」で始まり、完全な即興演奏から、それぞれのオリジナル曲や、スタンダードな名曲、クラシック曲、2人の共作曲、そして、ツアーの中でも屈指の名演「2台のピアノのためのファンタジー」まで収録。右チャンネルにチック・コリア、左チャンネルに小曽根 真の演奏が録音され、まるでコンサート会場にいるような臨場感にあふれた、自由なピアノの対話を楽しむことができる。作品は以前から企画されており、選曲まで終了していたが、チック・コリアの急逝を受け、小曽根 真と、チックの作品を数多く手掛けてきたレコーディングエンジニアのBernie Kirshが最終的に完成させた。初めての出逢いから30年以上を経て響き合う、2人の音楽家の友情が生み出した魂の“共鳴”を心ゆくまで堪能しよう。