アル・ユルゲンセンとポール・バーカーの黄金コンビ体制となってから、通算3作目のアルバム。無機質なエレクトロニックビートと凶暴なスラッシュギターを組み合わせる方法論の先駆者であるミニストリーが満を持して完成させた、90年代オルタナを代表する作品となった。湾岸戦争に言及した"N.W.O."、William S. Burroughsをフィーチャーした"Just One Fix"、バットホール・サーファーズのGibby Haynesが歌う"Jesus Built My Hotrod"といった強力なシングルを収録し、インダストリアルメタルというジャンルを世界に認知させた。後半ではダークでエクスペリメンタルなトラックも聴くことができる。